【※閲覧注意】歴史に蠢く危険な二つ名・異名【怖い女性編】
今回の記事は性質上、猟奇的・暴力的内容を含みます。
事前にご了承の上で記事の閲覧をお願い致します。
繰り返しますが「閲覧注意記事」です。ご注意ください。
目次
危険で怖い女性の二つ名・異名集
ブラッディ・メアリー:メアリー1世
メアリー1世
1516年2月18日~1558年11月17日
イングランドとアイルランドの女王。プロテスタントに対する過酷な迫害で知られます。
カクテルの「ブラッディ・メアリー」もメアリー1世に由来すると言われています。
異名の由来はプロテスタントに対する迫害から。女性や子ども関わらず300人以上を迫害したと言われています。
後のイングランド王国女王であるエリザベス1世も彼女に幽閉されていました。
エリザベス1世はプロテスタントなので、カトリックの圧政を象徴する「ブラッディ・メアリー」という言葉がプロパガンダ的に使用されたと思われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/メアリー1世 (イングランド女王)
血の伯爵夫人:バートリ・エルジェーベト
バートリ・エルジェーベト
1560年8月7日~1614年8月21日
ハンガリー王国の貴族で連続殺人鬼、その犯罪から吸血鬼伝説がある人物です。
彼女は「鉄の処女」という拷問具を作ったという伝説があります。
- 殺害した若い女性の血を浴びる
- 性器や膣を取り出し、それを見て性的に興奮する
- 拷問を好み苦痛な表情を見て笑うなど
被害者の数は、本人の記録では650人、裁判での正式な認定では80人。
正確な人数は定かではないようです。
異名にもありますが「血」を好んでいたようで吸血鬼伝説に繋がったようです。
淫乱で黒魔術を好み悪魔崇拝を行う、血を好んだなどの証言から「吸血鬼」と彼女のイメージが関連付けられて語られるようになったと言われています。
彼女はその残虐行為が明るみに出て裁判が行われ、死ぬまで幽閉となります。
高貴な家系なために死刑が出来なかった事情があるそうです。
ただし、重大な罪であることを知らしめるため彼女の幽閉先の屋上には絞首台が設置されたそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/バートリ・エルジェーベト
ベルゼンの雌獣:イルマ・グレーゼ
イルマ・グレーゼ
1923年10月7日~1945年12月3日
悪名高きアウシュビッツ強制収容所とベルゲン・ベルゼン強制収容所の女性看守。
同僚からは「天使」と呼ばれるほど可憐な姿でしたが「もっとも残酷な女性看守」と恐れられていたそうです。
その美しさとは裏腹に死の天使:ヨーゼフ・メンゲレをはじめとする男性たちとの関係や堕胎手術などから異名の「雌獣」が付けられたと思われます。
別の異名では「金髪の悪魔」「ブロンドの天使」「美しき野獣」などがあったそうです。
最期はアルバート・ピエレポイントによって処刑されました。
22歳の若さでした。
ただし本当に処刑される程の人物だったのか、生前の行動が真実だったのか、疑問視している研究者もいるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/イルマ・グレーゼ
ブーヘンヴァルトの魔女:イルゼ・コッホ
イルゼ・コッホ
1906年9月22日~1967年9月1日
悪名高きナチスのブーヘンヴァルト強制収容所で権力を振るった女性看守。
夫はブーヘンヴァルト強制収容所所長であり、その地位を楯に権力を振るったようです。
- 死んだ囚人の皮膚でランプシェードやブックカバーを作る
- 気に入った刺青を剥いでコレクションする
- 鞭打ちや犬をけしかけるなどの拷問行為を行う
サディスト的な拷問行為や奇妙なコレクションを好んだ人物のようです。
異名の由来は「ブーヘンヴァルト強制収容所の魔女のような人物」だから。
ただし、本当に彼女の行った拷問は事実だったのかは疑問の余地があるそうです。
臓器標本や刺青入りの切り取られた皮膚は見つかったそうですが、ブックカバーなどは発見されておらず、また見つかったものも彼女が作成したものかは不明。
ただし事実だとすれば「月夜の狂人:エド・ゲイン」に通ずるものがあります。
本人は無罪を訴えましたが却下され、最期は自殺をしています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/イルゼ・コッホ
暗殺の天使:シャルロット・コルデー
マリー=アンヌ・シャルロット・コルデー・ダルモン
1768年7月27日~1793年7月17日
最後にご紹介するのはちょっと毛色が違う人物です。
自己の快楽や欲望のためではなく、フランス革命において恐怖政治を推進したジャン=ポール・マラーを暗殺した罪によって処刑された人物です。
ギロチンによって処刑されるのですが、あまりにも落ち着いた姿にジャンヌ・ダルクと比べる者や彼女の儚さに恋した男性も多かったようです。
処刑を行ったシャルル=アンリ・サンソンはその様子を「最後の最後までなぜあのように愛らしく毅然としていられるのか信じられなかった」と回顧録で語っています。
儚げな天使のような姿ながら明確な目的のために手段を選ばない。
一番怖い女性のタイプかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/シャルロット・コルデー
まとめ
歴史に蠢く危険な二つ名・異名【怖い女性編】いかがだったでしょうか?
統計的には女性犯罪者より男性犯罪者の方が多いことがわかっているそうです。
ただし、女性が凶悪犯罪を犯したケースも多いのでくれぐれもご注意ください……
そんなわけで、本日はこれで失礼いたします!