歴史に輝く無駄にカッコイイ二つ名・異名【海外編】
前回の歴史に輝く無駄にカッコイイ二つ名・異名【日本人編】に続く海外編です。
無駄にカッコイイ異名と人物の簡単な説明をご紹介。
目次
カッコイイ二つ名・異名集
サラセン人の蒼ざめた死:ニケフォロス2世フォカス
ニケフォロス2世フォカス
913年~969年12月10日
東ローマ皇帝であり、イスラム勢力との戦いに人生を捧げた人物。
アンティオキアの奪還など帝国領の拡大に成功した凄い人。
異名の「サラセン人」はイスラム教徒を指しており「皇帝が半端ないからイスラム勢力も蒼ざめますわ」的な意味で付けられた異名。
おお、明けの明星が昇りはじめた。
朝の星が昇る。
彼の瞳に太陽の光が輝く。
その前では、サラセン人も恐怖に蒼ざめて死ぬ。
と市民に歌われ、喝采を浴びたそうです。
しかし晩年は市民に嫌われ、教会勢力に嫌われ、嫁の不倫相手に殺害される模様。
最強のキリスト教圏の軍人も嫁には勝てなかったよ…
http://ja.wikipedia.org/wiki/ニケフォロス2世フォカス
北方の獅子王:グスタフ2世アドルフ
グスタフ2世アドルフ
1594年12月9日~1632年11月6日
無駄に長くよくわからない三十年戦争の主要人物のひとり。
スウェーデンの近代化に尽力し、王国の最盛期を作り上げた人物。
- 17歳で王に即位
- 28歳のアクセル・オクセンシェルナを宰相に任命
- 三十年戦争への介入
- ライバルが傭兵王
- 嫁が半端ないヤンデレ
どう見てもラノベです。
本当にありがとうございました。
異名の由来は金髪や強者のイメージから「獅子」、北の国スウェーデンの王だから北方の獅子王となったと言われています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/グスタフ2世アドルフ
世界の修復者:ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス
ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス
214年9月9日~275年9月(没年は諸説あり)
3つに分裂していたローマ帝国を統一した有能なローマ皇帝。
最も傑出した敬虔なる女王:ゼノビアをローマまで連行したことでも有名。
異名は分裂していたローマ帝国を統一した際に元老院によって与えられたもの。
凄い人物だが、最期は暗殺をされてしまう。
衰退期のローマはホントあれやで…
http://ja.wikipedia.org/wiki/ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス
魔臣:レオポルト・フォン・ゲルラッハ
ルートヴィヒ・フリードリヒ・レオポルト・フォン・ゲルラッハ
1790年9月17日~1861年1月10日
プロイセン王国の政治家であり、将軍。
鉄血宰相で有名なオットー・フォン・ビスマルクが唯一、師と仰いだ人物。
ビスマルクを見出し、政治家として鍛え上げた。
フリードリヒ・ヴィルヘルム4世に仕え、高い忠誠心で知らえる。
そのため付いた異名が「魔臣」。
脳卒中で倒れたフリードリヒ・ヴィルヘルム4世を傍らで支え続け、ヴィルヘルム4世の葬儀の8日後に自身も亡くなっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/レオポルト・フォン・ゲルラッハ
雷帝:イヴァン4世
イヴァン4世
1530年8月25日~1584年3月18日
モスクワ・ロシアの初代ツァーリ(皇帝)であり、ロシア史を代表する暴君。
最愛の妻アナスタシヤが毒殺されてからは、残虐性がアップ。
畏怖を込めて「雷帝」と呼ばれるようになる。
ただし非常に高い宗教的教養と信仰心を持っていたとも言われています。
ロシアは定期的に、このような人物が誕生している気がします…
http://ja.wikipedia.org/wiki/イヴァン4世
まとめ
無駄にカッコイイ二つ名・異名【海外編】いかがだったでしょうか?
この中では業績なども含めて「北方の獅子王:グスタフ2世アドルフ」が好きです。
彼はナポレオンの挙げた「半端ない歴史上の人物7人」に入っています。
このサイトでも今後、個別で紹介を行う予定です!
次回の記事は禁断の「歴史に蠢く無駄にカッコイイ二つ名・異名【ナチス編】」。
ご期待ください。