歴史に輝く無駄にカッコイイ二つ名・異名【三国志・蜀編】
今回の二つ名・異名ネタは前回に引き続き三国志編。
今回は三国志演義では中心として描かれる「三国志・蜀編」をお送りします!
異名 【イミョウ】
1 本名、本来の名称以外の名。一名。別名。異称。いめい。
2 あだ名。いめい。「大酒飲みで、うわばみの―をとる」
出典:デジタル大辞泉
三国志・蜀のカッコイイ二つ名・異名集
大耳児:劉備
劉備(りゅうび)
161年~223年6月10日
みんな大好き三国志でお馴染みの蜀の中心人物である劉備。
三国志演義では中心人物として描かれています。
異名の由来は「非常に大きな耳」だったかららしいです。
なんと自分の耳を見ることが出来たとか…!
また腕が自分の膝に付くほど大きかったとか。
随分と特徴的な身体を持っていた人物なようです。
ちなみに、この異名は悪口であり裏切られた呂布などが言ったとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/劉備
伏龍:諸葛亮
諸葛亮(しょかつりょう)
?~234年
劉備に仕えた軍師であり、三国志を代表する人物のひとり。
「三顧の礼」や「水魚の交わり」などの言葉でも有名な人物です。
異名の伏龍とは「伏せた状態の龍」で、これが転じて「優れた才能を持っていながらまだ世に出ていない人」を指す言葉です。
伏龍の他には同じ意味で臥竜という言葉も使われます。
同じく軍師であった龐統(ほうとう)は「鳳雛(ほうすう)」と呼ばれていましたが、これは鳳凰の雛を指しており、言葉の意味は伏龍と同じです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/諸葛亮
美髯公:関羽
関羽(かんう)
?~219年12月
劉備の仕えた武将の中でもっとも有名な人物。
後世に神格化され、商売の神である関帝として広い信仰を集めています。
異名の由来は「見事なヒゲをたくわえていた」ことからです。
ただしこの異名は三国志演義の中だけのもののようです。
ちなみに、Googleの画像検索で「関羽」を行うとビビります。
横山三国志で育った僕は時代の流れをヒシヒシと感じました…
http://ja.wikipedia.org/wiki/関羽
燕人:張飛
張飛(ちょうひ)
?~221年
劉備に仕えた武将であり、桃園の誓いの3人のひとり。
人並み外れた勇猛さで知られる人物。
異名の由来は生まれた涿郡涿県がかつては「燕」と呼ばれていたことに由来します。
長坂橋で曹操軍を前に「燕人張飛だ!」と叫んだものが広く浸透したと言われています。
長坂橋での張飛の活躍は中国の京劇(古典演劇)では特に人気のあるシーンで、張飛は非常に人気のあるキャラクターのようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/張飛
錦馬超:馬超
馬超(ばちょう)
176年~222年
劉備に仕えた蜀を代表する武将のひとり。
三国志演義では関羽・張飛・黄忠・趙雲らと共に五虎大将軍とされています。
戦場のあまりにも見事な姿から「錦」の文字をつけて錦馬超と呼ばれたそうです。
ただし三国志演義の話なので史実ではなかったと思われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/馬超
まとめ
無駄にカッコイイ二つ名・異名【三国志・蜀編】いかがだったでしょうか?
ちなみに、蜀の中では「龐統」が一番好きです。
完全に蒼天航路の影響ですが……
次回は三国志編の「呉」の人物たちの異名を紹介します。