SimplicityでSNSのカウントに!が出た際の対処法【ロリポップ】
Simplicityを1.8系等から1.9系統にバージョンアップした際にSNSのカウント表示に異常が発生しました。
具体的には「google+」「pocket」「feedly」のカウントが所得出来ずに「!」が表示されるというものです。ここでは、原因と具体的な対処方法に関して書いていきたいと思います。
目次
SimplicityでSNSのカウントに!が出た際の対処法
!マークが出てしまう原因
ロリポップ!では、不正なアクセスをブロックするWAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)という機能がデフォルトで導入されています。
この機能は、サイトの安全性を高めてくれる反面で、時には必要なアクセスまでもブロックしてしまうという厄介な問題も抱えています。
結論から言えば、SNSに!マークが表示される原因はこの「WAF」にありました。試験的にWAFを解除した場合にはちゃんと表示されたからです。
WAFのON/OFFはロリポップ!の管理画面から簡単に変更が可能です。WAFを解除すればSNSの表示は出来ますがセキュリティ的にも気分的にも解除のままでは気分が悪い……
WAFをONしたままで、SNSの表示部分だけは例外的に処理できないか、そう考えて対応策を考えました。
SiteGurad WP PluginのWAFチューニングサポートを使う
「SiteGurad WP Plugin」という複数のセキュリティ機能をもったプラグインがあります。最近、ロリポップ!と契約した方はデフォルトでwordpressで導入されているはずです。
このプラグインには「WAFチューニングサポート」という機能があり、WAFに除外ルールを設定することが出来るようになっています。
今回はこの機能を使って各SNSからのアクセスを除外設定としました。
SiteGurad WP Pluginの導入
通常のプラグインと同じように
管理画面の左サイドバー「プラグイン」 > 新規追加 > SiteGurad WP Pluginで検索
SiteGurad WP Pluginをインストールして有効化しましょう
SiteGurad WP Pluginの使い方
有効化をすると
管理画面の左サイドバー「ツール」 > SiteGurad が出現します。
いろいろな機能があるのですが、今回はWAFチューニングサポートに絞って機能を紹介します。
他の機能に関しては、公式ページで使い方をご確認ください。
WAFチューニングサポートの使い方
SiteGuradのWAFチューニングサポートをクリックしてください。
WAFチューニングサポート機能を「ON」にします。
「新しいルールを追加」をクリックします。
これで下準備は完了です。
次はロリポップ!にアクセスして、シグネチャとファイル名を調べます。
ロリポップのWAF検知ログを確認する
ロリポップ!にログインをして
「WEBツール」 > WAF設定 > 使用ドメインのログ参照 > WAF検知ログ
WAF検知ログはエラーが出た任意の日付を設定します。
WAF検知ログに記録がある場合は上記のようにログが表示されます。
ここで表示されたものを「新しいルールを追加」に追加していきます。
設定が終ったら「保存」ボタンを押してください。
また、「WAFチューニングサポート」ページの「ルールを適用」も押しておきましょう。
僕の場合はシグネチャが共通でファイル名(任意)が下記のものでした。
- fetch-feedly.php
- fetch-pocket.php
- fetch-google-plus.php
この設定を行った後に、WAFをONにしても正常にカウント数を表示出来るようになりました。
まとめ
SimplicityでSNSのカウントに!が出た際の対処法いかがだったでしょうか?
キャッシュプラグインが原因なのかなど当初はかなり混乱しましたが、エラーを探っていくうちに「403のエラー」であることがわかり、このようなかたちで対処をしました。
上記のサイト様を参考にさせて頂き、記事内ではプラグインを使わずに「htaccess」で除外する方法も掲載されています。
プラグインの使用をしたくない場合はこちらの方法で設定してみてください。
久々のwordpress記事でした。それでは、本日は失礼します!