【創作上の美女】文学の中に登場する美しき女性たち

このサイトで人気な「女性シリーズ」ですが、本日は文学の中の美女というテーマです。
世界の様々な物語の中に登場する美女たちを5人厳選してのご紹介!

簡単な物語の内容と共に魅惑の美女たちをお楽しみください。

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文学の中に登場する美しき女性たち

源氏物語に登場する「紫の上」

Ch5 wakamurasaki

紫の上は、古典「源氏物語」に登場する女性で光源氏の初恋の人物である藤壺に似ていたことから、幼少期から光源氏に付け狙われる非常に悲しい女性です。

光源氏にとって「永遠の女性」である藤壺の代用品として、光源氏好みに育成されるというエロゲーもびっくりな被害者で、僕は源氏物語を読んだ時に紫の上に対する同情と光源氏に対する憎しみがわきました。

作中では容姿とともに知性、性格などでも最高級の女性として描かれ非常に重要な人物として物語に関わってきます。

その最後は、光源氏とのスレ違いや正妻でないこと、子供がないことなど様々な心労が祟り、源氏に先立って病没。悲劇の女性として描かれています。

大体、光源氏が原因だと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/紫の上

竹取物語に登場する「かぐや姫」

Gekkyu no mukae

かぐや姫は、遅くとも平安時代初期の10世紀半ばまでには成立したとされる歴史ある物語「竹取物語」に登場する月の都出身のお姫様のことです。

五人の貴公子から求婚に無理難題を言い退け、帝から召し出されても応じず、育ての親である翁が泣いても月の国に帰るという、結構な悪女だと思っています。

作中の中では「この世のものではない美しさ」「誰もが求婚してしまう女性」という文字通り絶世の美女として描かれています。

よく「世界最初のSF小説」というかたちで紹介されますが、正確には古代ギリシアの作家ルキアノスの書いた「本当の話」と「イカロメニッパス」のほうが古いそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/竹取物語

グリム童話:白雪姫に登場する「白雪姫」

Marianne Stokes Schneewittchen

白雪姫は、有名なグリム童話に収録されている物語で、元はドイツの民話として語られていたものとされています。

そのあまりの美しさ(雪のように白い姫)から、王妃から様々な嫌がらせを受けた挙句に昏睡するという超不幸少女です。

「ヒットマンとして猟師を差し向けられる」「腰紐で締めあげられる」「毒を仕込んだくしで刺される」「毒りんごを食わせられる」という様々なアプローチで攻撃されます。

正直、白雪姫ももう少し警戒した方がいいと思います。

最後は王子に助けられ、幸せに暮らす……という感じなのですが、王子は白雪姫のあまりの美しさに「死体でもいいからくれ!」という上級者発言をしたことを見過ごしてはいけません。

王妃に狙われた上に、死体でもいいと言い放つ王子と結婚……本当に彼女は幸せだったのでしょうか。ちょっと疑問です。

白雪姫のモデルと言われるマルガレータ・フォン・ヴァルデックもその美しさ故に妬まれて若くして亡くなっているそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/白雪姫

ヨーロッパの古い民話:眠れる森の美女に登場する「王女」

Brewtnall - Sleeping Beauty

眠れる森の美女は、ヨーロッパの古い民謡や童話に分類され、グリム童話では「茨姫」の名称として収録されている物語です。日本では「眠り姫」とも呼ばれています。

複数のパターンがあるそうですが、王女の誕生に呼ばれなかった魔法使いが【錘が刺さり死ぬ】という呪いをかけ、別の魔法使いが【錘が刺さり百年間眠りにつく】に修正するというかたちではじまり、眠りについてしまった美女を王子が目覚めさて結婚するという内容です。

ちなみに、魔法使いをひとり呼ばなかった理由は「13が不吉」「金の皿が12枚しかないから」など比較的アレな理由です。

僕の友人も同窓会に呼ばれずに荒れていたので、この手の恨みには気をつけた方がいいのかもしれません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/眠れる森の美女

千夜一夜物語に登場する「シェヘラザード」

Scheherazade

シェヘラザードは、千夜一夜物語に登場する語り手でイランの伝説上の王妃です。その名前には「麗しき」などの意味があるそうで、明確に美女として描かれています。

シャフリアール王が一番目の妻の不貞から女性不信になり、処女と結婚して翌朝非処女になった妻を処刑するという「お前のせいで処女じゃなくなったんじゃね?」というツッコミが入れたくなる悪行をしていました。

その悪行をやめさせるためにシェヘラザードは、王との結婚を志願。父親の反対を押し切って妻となります。

シェヘラザードは知性にも優れた女性で、王に物語を話すと続きが気になる王はシェヘラザードに催促をします。しかしシェヘラザードは「明日お話しするお話は今宵のものより、もっと心躍りましょう」と言って話をやめてしまいます。

物語に夢中になった王は、処刑のことをすっかり忘れて毎夜毎夜シェヘラザードの話に耳を傾け、千一夜が過ぎる頃には三人の子宝に恵まれ、王は人倫と寛容をも身に付け真人間になるという感じです。

シェヘラザードの「興味を持たせて話を引っ張る」テクニックを僕も長年「ベルセルク」の三浦先生と「HUNTER×HUNTER」の冨樫先生にくらい続けています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/シェヘラザード

まとめ

文学の中に登場する美しき女性たちいかがだったでしょうか?
ちょっと視点を変えての女性たちの紹介でした。

女性を扱った記事はこのサイトでも人気があるので今後も増やしていきたいと思います。
それでは、本日はこれで失礼いたします。

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