歴史を開いたカッコイイ二つ名・異名【西部開拓時代編】
今回の二つ名・異名はロマンあふれる西部開拓時代編。
一般的には1860年代から1890年のフロンティア消滅までの時代を指します。
荒れくれ者たちが活躍した時代で、その伝説の数々は後に「西部劇」としてスクリーンに登場しました。西部開拓時代を駆け抜けた人物たちと異名をご紹介していきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/西部開拓時代
目次
西部開拓時代の二つ名・異名集
ビリー・ザ・キッド:ウィリアム・H・ボニー
ビリー・ザ・キッド(本名に諸説あり)
1859年11月23日~1881年7月14日
アメリカ西部開拓時代で最も有名なアウトロー。
様々な伝説に彩られた人物です。
- 左利きの伝説的な早撃ちガンマン
- 華奢な体つきで小柄な優男
- 生涯で21人を殺し21歳で殺された人物
これが一般的なビリー・ザ・キッドのイメージだと思います。
実際に凄腕のガンマンだったことは証言などから明らかになっているそうです。
その特徴的なキャラクターから数々の西部劇の題材になり、映画や小説に登場します。
異名の由来は非常に小柄で少年のようだったからだと思われます。
小柄な体格から「キッド=子ども」としてあだ名が定着したと考えられます。
最期は友人でもあった保安官パット・ギャレットに射殺されたそうです。
闇討ちをされ、最期の言葉は「誰だ?」と言われています。
ただし、根強い生存説があり実際に「ビリー・ザ・キッド」を名乗る人物が登場しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ビリー・ザ・キッド
バッファロー・ビル:ウィリアム・フレデリック・コディー
ウィリアム・フレデリック・コディー
1846年2月26日~1917年1月10日
アメリカ西部開拓時代のガンマン、バッファローハンターとして有名。
ワイルド・ウェスト・ショーの興行主としても知られています。
異名の由来は複数あるそうですが、凄腕のバッファローハンターだったこと、バッファロー狩りのコンテストで2位と大差を付けて優勝したことなどから付いたとされています。
アメリカ南北戦争への参加、インディアン討伐への参加などいわゆるガンマンとしての活動とインディアンの権利の獲得や女性参政権への意見主張など活動家の側面もあります。
1880年ころから行ったワイルド・ウェスト・ショーは、西部のガンマンたちやインディアンも参加した一大ショービジネスで、アメリカ家国内やヨーロッパで人気を博したそうです。
ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のバッファロー・ビルズは彼の異名から付けられたものと言われています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/バッファロー・ビル
ドク・ホリデイ:ジョン・ヘンリー・ホリデイ
ヘンリー・ホリデイ
1851年9月14日~1887年11月8日
アメリカ開拓時代のガンマン・ギャンブラー。
OK牧場の決闘でワイアット・アープに味方してクラントン一家と撃ち合ったことで有名。
異名の由来は歯学博士の称号を持っていたためドクターの「ドク」で呼ばれたそうです。
ドク・ホリデイの名を一躍有名にしたのは「OK牧場の決闘」です。
この決闘は映画化され「OK牧場の決斗」のタイトルで有名です。
ワイアット・アープを中心とした保安官たちとクラントン兄弟を中心としたカウボーイズの争いで、ドク・ホリデイは保安官側に付いて戦ったそうです。
ドク・ホリデイは一度、医者から死の宣告を受けており半ば死に場所を探すつもりでこの抗争に参加したと言われています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ドク・ホリデイ
平原の女王:カラミティ・ジェーン
マーサ・ジェーン・カナリー
1856年(or 1852年)5月1日~1903年8月1日
アメリカ西部開拓時代の女性ガンマン。
自叙伝「カラミティ・ジェーン」でその活動を知ることが出来ます。
ただし、その自叙伝はかなりの誇張と創作によって書かれていると言われており、疑問視されている部分が多々あるそうです。
異名の由来は諸説あるとされていますが、命を救ったイーガン太尉から「荒野の女王」と「カラミティー(疫病神)」を名付けられたとされていますが創作とされています。
カラミティーに関しては「法廷の疫病神 (court calamity)」として、法定内で男性を怒らせ続けた結果、男性陣から付けられた悪口という可能性が高いとされています。
創作に彩られた人生であったことは間違いないようですが、もっとも有名な女性ガンマンとして知られており、先述したワイルド・ウェスト・ショーにも参加しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/カラミティ・ジェーン
山賊女王:ベル・スター
マイラ・メイベル・シャーリー・リード・スター
1848年2月5日~1889年2月3日
アメリカ西部開拓時代の女性で数々の伝説に彩られた人物。
伊藤明弘さんの漫画「ベル☆スタア強盗団」でその名を知ってる方もいると思います。
伝説的な強盗で、三度の結婚、暗殺による急死などから数々のエピソードが作られ伝説化した人物であると推測されます。
リチャード・フォックス作「山賊女王ベル・スター、人呼んで女ジェシー・ジェイムズ ~生き急ぐ女馬賊の真実の全生涯~」はじめ書籍化・映画化されているベル・スター。
そのほとんどの作品で事実の異なった脚色が加えられているそうです。
ベル・スターは「西部時代を駆け抜けた女傑」としてのアイコンであり、そのエピソードは実際の人物を元にした創作として見るのが正しいと思われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ベル・スター
まとめ
歴史に開いたカッコイイ二つ名・異名【西部開拓時代編】いかがだったでしょうか?
アメリカ史において非常に重要な時代である西部開拓時代。
荒れくれ者たちが活躍したこの時代は調べるほど、魅力的な人物や興味深いエピソードで溢れています。
0:48~あたりで2個の風船を撃っているのですが同時に破裂します。
素晴らしく早い速度で撃っているので同時に破裂しているように見えるらしいです。
西部開拓時代に生まれていれば伝説のガンマンだったに違いありません…!
この方は早撃ちで有名なボブ・マンデンさんだと思われます。
いやー惚れ惚れするような技です。