【中二病の大好物】「天使や悪魔」のつく言葉・用語

本日は、天使や悪魔のつく言葉や用語を紹介していきたいと思います。

サイトにアクセスされる方で「天使」「悪魔」という単語をチョイスされている方が多語ったので、需要があるのかもしれない……と浅はかに考えて記事を書かせて頂きました。

過去に書いた天使や悪魔の記事もご一緒にお楽しみください!

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天使編

天使の取り分

YamazakiBarrels

「天使の分け前」とも呼ばれるものでワインやウィスキーなどの蒸留酒を作る過程で「水分やアルコールが蒸発して最終的な製造量が目減りする現象のこと」を呼ぶそうです。

酒屋に行けばわかると思いますが、例えば「5年ものウィスキー」と「20年ものウィスキー」ではかなりの価格差があります。

理由は天使の取り分によって、最終的な製造量がかなり違うので熟成年数の長い酒が高額になるためです。

蒸発した酒は天使が飲んでいるとは、何とも粋な表現だと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/天使の取り分

天使の言語

Enochian alphabet

ジョン・ディーとエドワード・ケリーの日誌に記録された「天使の言語」と呼ばれているエノク語というものがあります。

二人によれば天使により啓示された言葉であり「天使語」「天上の言葉」「天使の言語」などと呼んでいたそうです。

また、神が世界創造に使用した言語で、神や天使と会話するためにアダムが使用し、エデンの園でアダムが全ての物に名前をつけるときに用いられたものであると語っています。

本当に天使と交信することで得られた言葉なのかは不明です。「あまりにも構文法が英語と同じ」「自然言語としてみるには不自然」などの理由から懐疑派の方が多いと思われます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/エノク語

エンジェルリング

angelring

美味しいビールの証拠として「グラスに泡が輪のような状態で残ること」をエンジェルリングと呼ぶそうです。

エンジェルリングが発生するにはいくつか条件があるようで、条件を満たせば過程でもエンジェルリングを作ることが出来るそうです。

  • 綺麗に洗浄されたグラスがあること
  • 鮮度の高いビールであること
  • 泡を丁寧に作りながらビールを注ぐこと

気温も暖かくなり始め、これからはビールの季節。ぜひ、挑戦をしてみてください!

悪魔編

悪魔の証明

"I'll paint the town red", political cartoon, 1885

所有権帰属の証明の困難性を比喩的に表現した言葉で、ラテン語の成句に由来した言葉で日本でも比較的馴染みのある表現だと思います。

わかりやすく説明すると、下記のような感じです。

警察:「貴方には痴漢である容疑がかかっています」
男性:「違います、私は痴漢なんてしてません!」
警察:「では、痴漢でないことを証明してください」
男性:「……それは」
警察:「では、署まで来てください」

警察の論法は「貴方が【痴漢ではない】という証拠がない。故に貴方は【痴漢である】」というものです。一見ではまともそうに見えますが、実はかなり滅茶苦茶です。

なぜなら、警察側は痴漢である証拠を一切提示せずに、痴漢でないことを証明でない男性を一方的に警察署まで連れて行っているからです。

悪魔の証明とは「先に【ない】ことを証明してください、出来ないのなら【ある】のですね」という詭弁のことを指しています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/悪魔の証明

ラプラスの悪魔

Pierre-Simon Laplace

フランスの数学者ピエール=シモン・ラプラスによって提唱された「これから起きるすべての現象はこれまでに起きたことに起因する」とした因果的決定論のことです。

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。

という考え方で、後に「知性」の部分がラプラスの名前にちなみ「ラプラスの悪魔」「ラプラスの霊」などと呼ばれるようになったそうです。

量子力学の発展により、ラプラスの主張は過去のものになっています。ラプラスは数学や物理などの功績の他に「メートルの定義の基礎」を確立するなの功績を残しています。

上記のサイト様でラプラスの悪魔について優しく解説されています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ラプラスの悪魔

悪魔の糞

Ferula assa-foetida - Köhler–s Medizinal-Pflanzen-061

悪魔の糞とは、アサフェティダという中近東やインドにおいて栽培されているセリ科の植物の異名です。茎から採れる樹脂状の物質を香辛料や生薬として利用するそうです。

異名の由来は「強烈な臭い」から。ニンニクやドリアンに似た強烈な臭いがあり、悪魔の糞という呼び名がついたと言われています。

ただし、油で加熱すると強烈な臭いは消えるそうです。意外にもウスターソースの原料としても使われているそうです。知らずに口にしている可能性が高い植物です。

消化をたすける効果や鎮静作用があり、料理だけでなく、薬の材料としても利用されているそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/アサフェティダ

まとめ

「天使や悪魔」のつく言葉・用語いかがだったでしょうか?

言葉の背景には必ず歴史や習慣などの文化が存在しています。その文化を調べてみると改めて言葉の意味が理解出来るかもしれません。

今月は神話系記事の強化月間としているので「神話」や「天使」「悪魔」といった記事をたくさん用意するつもりですのでよろしくお願いします!

それでは、本日はこの辺で。

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